タイムスリップよこはま 〜TIME SLIP YOKOHAMA〜
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野毛山公園
昭和40年代頃の野毛山公園
写真提供:横浜市立野毛山動物園
昭和58年頃の野毛山公園
写真提供:横浜市立野毛山動物園
現在の野毛山公園
現在の野毛山公園
交通手段:JR京浜東北線・根岸線 桜木町駅下車徒歩15分。または、京浜急行線 日ノ出町駅下車 徒歩10分。

(※写真をクリックすると拡大表示されます)
 
 
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歴史
 野毛山公園は横浜公園や掃部山公園に次ぐ歴史を持っており、元々都市防災の要地、また市民の憩いの場として国が整備したものを1926年(大正15年)に横浜市が管理する事になったのがその誕生だった。更に時を遡ると、現在の動物園区域はその名も高い明治の商人、茂木惣兵衛の別荘地であり、また、樹林区域は同時期の豪商だった原富太郎がやはり別荘を所有していた場所だった。それが1923年(大正12年)の関東大震災によって壊滅的打撃を受け、後年の震災復興とともに公園建設が行われたのだ。そして戦争後は米軍に接収され、それが解除される1946年(昭和21年)までは公園の空白期間となった。しかし、1949年(昭和24年)に日本貿易博覧会の会場となり、その後動物園と遊園地が設置され、1951年(昭和26年)より市立野毛山遊園地として人々に親しまれるようになったのである。1964年(昭和39年)には水道配水池整備工事によって遊園地を閉鎖し、この部分を公園とした。この時から現在に至るまで、動物園の入園料は無料となっており、このご時世にあって立派としか言いようがない。幼い日、親に連れられて野毛山動物園に出かけたり、遠足などでここを訪れ、昼時に公園で弁当を広げた経験は横浜市民なら一度はあるだろう。写真は昭和40年代の公園全景と昭和58年頃、そして現在の公園の様子だが、その完成度が非常に高水準のため、姿はほとんど変わっていない。公園区域には展望台があり、高台という立地条件とあいまって眺望は素晴らしく、横浜の街並みを見事に一望する事ができる。今でも人々にとっての安らぎの場であり、また、子供達の楽しげな声が響く夢のある施設として、横浜市民にとって貴重な存在と言えるだろう。
 
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