神奈川新聞社発行「激流」より
神奈川新聞社発行「激流」より
駅の構内に建っている
ランドマーク方向から現在の桜木町駅を撮影
交通手段:JR京浜東北線・根岸線 桜木町駅下車
(※写真をクリックすると拡大表示されます)
桜木町駅の誕生は1872年(明治5年)で、鉄道開通と時を同じくしているのは当然の事であり、当時の横浜駅が現在の桜木町駅だった訳だが、この横浜駅舎、つまり桜木町駅の設計は残念ながら日本人の手によるものではなく、アメリカ人のブリジェンヌという人物がこれを行い、2階には貴賓室も設けられていた。建設にあたってはイギリスから多くの技師を雇い、中でも初代技士長だったエドモンド・モレルは後に「鉄道の父」と呼ばれるほどの功績を残した。
写真は昭和20年代の桜木町駅舎と、駅前の様子をうかがい知る事ができる貴重なショットであるが、見てわかる通り、建築物としては中々どっしりとした雰囲気を漂わせ、大層立派な作りであった。また、駅前には古き良き時代を思わせる自動車がたくさん駐車され、人々の往来も非常に多い事がわかる。それも道理で、この頃すでに横浜は日本有数の主要都市となっており、写真から見てとれる賑わいも頷けるというものである。
時は移り、駅舎は当時の面影を残していないが、桜木町は現在みなとみらい線の開通などにより、横浜の中心的な位置付けは今なお健在である。
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