1869年7月(明治2年6月)に夏の季節にあわせて、それまで氷水店をしていた町田房三が始めてアイスクリームを売った。日本人には、なじみがなく、外国人が食べてるのを遠くで見ているだけだった。
しかし翌年、伊勢山の祭りに販売したところ、大変に繁盛した。それ以降から同業者が出てきたのである。初めて日本にアイスクリームの文明開化の波が来たのは遺米使節一行が横浜を船出したときであった。
その時の柳川当清による日記に「珍しきものあり。氷を色々に染め、物の形を作り、是を出す。味は至って甘く、口中に入るるに忽ち溶けて、誠に美味なり。之をアイスクリンといふ」と記してあるという。
また、1976年(昭和51年)日本アイスクリーム協会より、アイスクリーム発祥の地を記念して、横浜馬車道通りに「太陽の母子像」が寄贈された。
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