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横浜で初めて建てられたホテルは1860年(安政7年)の2月24日に現在の山下町70番地(住友海上・上野共同ビル)の場所で開業した。経営者は、オランダ船籍ナッソウ号元船長のC.J.フフナーゲルであった。また、ホテル内にはバーがあり、日本初の洋式バーであるとも考えられる。建物は立派ではなかったがこのホテルにはシーボルト父子や、画家のW.ハイネなども滞在していた。だが、1863年(文久3年)に、一旦閉鎖し、1864年(文久4年)に新装開店したが、1866年(慶応2年)に大火で焼失してしまった。1862年(文久2年)にヨコハマホテルのバーで働いていたイギリス人のマコーリー男爵が居留地86番(横浜海員会館付近)に「ロイヤル・ブリティッシュ・ホテル」を開業した。当ホテルでは、ヨコハマホテルでのバーを活用したのかコーヒールームやボーリング場まで設備されていた。現在では、色々なホテルがある様だが遡ればフフナーゲルが建てた「ヨコハマホテル」が発信源として、そこで働いていた従業員が新たなホテルに点々と分かれたのかもしれない。 |
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