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旧 横浜居留地48番館は1883年(明治16)に建築された横浜で最初に建てられた洋風の建築物である。設計、施工ともに不明となっているが創建されてから1926年(大正15年〜昭和 元年)までイギリス人貿易商人だったJ.P.モリソンが日本茶の輸出やダイナマイトなどの外国商品の輸入販売をしていた建物として使われていた。また、この建物はフランス積み(フランドル)の工法による全国的にあまりない珍しい建造物でもある。しかし関東大震災によって2階部分が倒壊し、1階部分は1/3が倒壊し残りの部分は修復され使われていた。1926年(昭和 元年)以降からは所有者がヘルム兄弟と代わったが建物の用途は不明のままである。また、外国人専用のアパート経営をはじめるにあたりヘルム・ハウス・アパートメントを建てたが老朽化等の理由から2000年(平成12年)の5月に解体された。話が少しずれてしまったが旧 横浜居留地48番館の入口上部には48と刻まれたキーストーンが今でも見受けられる。平成13年2月13日付けで横浜居留地48番館は神奈川県指定重要文化財と指定されている。 |
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