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開港する前の横浜村はキリスト教禁教令が出されていたため教会はまだ一つもなかった。
しかし、開港してからは、各国の宣教師たちが海を越え横浜にいる日本人へ布教するために遥々やってきた。横浜の最初の教会堂は、パリの外国宣教会だったジラール神父により居留地80番地にカトリックの天主堂を建設し、1862年(文久2年)に献堂式を行ったとされている。また、日本プロテスタント教会(現在の横浜海岸教会)は、アメリカ人宣教師だったJ.Hバラの手により1872年(明治5年)に建設された。1868年(明治元年)に現在の日本大通り8番地に小さな石の会堂を建設し、1872年(明治5年)にこの会堂で日本人初の現プロテスタント教会である日本基督公会が設立された経緯となっている。キリスト教禁教令が解ける1年前の出来事であった。時は経ち1923年(大正12年)に起きた関東大震災で大会堂が崩壊された。その10年後の1933年(昭和8年)に同じ場所に今現在建っている日本プロテスタント教会が再建された。発祥の碑は、敷地内にあるが普段は立ち入り禁止とされている。教会には1872年(明治5年)に設立された当時からの石碑などが残されている。 |
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