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1877年の横浜元町の三丁目で石川孫右衛門が日本人初の貸自転車業を開業した。貸自転車業を始めるまでの経緯としては、1877年に孫右衛門が居留地31番地のチリドル商会を通りかかったときに館主チリドルが自転車に乗っているのを見かけた。乗り方をチリドルに教わり、このとき孫右衛門は自転車を時間貸しにすれば大いに儲けることができると考え、チリドル商会に自転車を注文した。この当時の自転車は借りるのにも高値で1時間25銭(当時は鰻重は20銭ほど)にもかかわらず貸自転車は不足するほど大繁盛であった。孫右衛門も「仏蘭西商館」から1887年に自転車を20台購入し貸し出しを始めたところ大好評であった。また、孫右衛門は住吉町6丁目に石川商会を設立し、1912年まで営業していた。今現在では、自転車はあって当たり前のものになっているが当時の自転車はまだ復仇しておらず物珍しいもので、且つ高級なものでもあった。 |
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